書籍出版記念! 三井物産×SHL採用ウェビナー 「採用変革への挑戦と創造」開催報告
<開催報告>
三井物産×SHL採用ウェビナー
「採用変革への挑戦と創造」
2021年12月8日(水)開催
Zoomビデオウェビナー
2021年12月8日、弊社主催のタレントマネジメント・ウェビナー「採用変革への挑戦と創造」が開催され、200名以上の方々にご参加いただきました。(※社名・部署名・役職等はウェビナー開催当時のものです。)
開催レポート
当日は、三井物産株式会社 清水英明氏に、人材データを徹底活用した採用改革の取り組みについてお話しいただきました。その後、チャットシステムを使って視聴者の皆様からいただいた質問にご回答いただきました。
以下、お話しいただいた内容の趣旨を簡単にご紹介します。
三井物産株式会社
人事総務部次世代人事データプラットフォーム推進室 兼 人事企画室
シニアHRマネージャー
清水 英明 氏
今回は、三井物産の取り組みとして、面接員の主観を可視化し活用する「データ戦略」と、応募者の本音を引き出し見極める「合宿選考」という、2つのテーマで講演をさせていただきます。
当社が面接選考において抱える問題の一つは、面接員の判断基準があいまいで、面接員によって好みが異なるということでした。面接員による評価のブレを低減するため、「主観評価」ではなく「客観評価」に重きを置いた面接へと改善する施策をスタートしました。まず、三井物産の社員のパーソナリティ傾向やパフォーマンスとの関連を分析し、三井物産が求める人材要件を特定しました。次に、過去5,000件以上の面接評価の傾向を分析し、当社が求める人材要件と、面接で高い評価を受ける学生の特徴が合致するかを照合しました。ここで発生していたズレを是正するため、面接を構造化し、デモ動画などを用いて面接員のトレーニングを実施しました。その結果、面接員の評価の目線が変化し、三井物産で活躍できるポテンシャルを持った学生が、正しく面接で評価されるようになりました。
もう一つの課題は、短時間の面接では学生の本音を引き出しづらいということです。これをカバーするのが、「合宿選考」です。合宿選考では、学生は数人ずつで編成されたグループで2泊3日を過ごし、様々な選考コンテンツに参加します。数人の面接員が3日間で見極めを行い、人事総務部長が最終面接を行います。この合宿選考のメリットは、時間をかけてじっくり見極めを行えることと、多様な「個」を評価できること、様々な見極め手法のPDCAを行えることです。コロナ禍では対面とオンラインを併用した短縮版を実施しており、今後もじっくりと見極めを行う採用プロセスの強化を考えています。
以上、皆様にとって参考になるアイデアがあれば幸いです。選考の場で次世代が納得できるキャリアを選択でき、人や企業がより力を発揮できる世界になることを願っています。
※今回のご講演の内容は、一部インタビュー記事にて公開しております。併せてご参照ください。
プログラム
14 : 00
開会
14 : 05
SHL講演「コロナ禍の学生を見極める人材ポテンシャルデータの威力」
清田茂(日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員)
14: 30
ゲスト講演「三井物産が変える人材採用」
【講演者】
清水 英明 様(三井物産株式会社 人事総務部次世代人事データプラットフォーム推進室 兼 人事企画室シニアHRマネージャー)
【モデレータ】
横山武史(日本エス・エイチ・エル株式会社 HRコンサルティング3課 課長)
15:30
閉会