マツダ株式会社ご登壇 タレントマネジメント・ウェビナー開催報告
タレントマネジメント・ウェビナー
「タレントマネジメント最前線
~次世代リーダーの育成~」
2020年11月6日(金)開催
MicroSoft Teams ライブイベント
2020年11月6日、弊社主催のタレントマネジメント・ウェビナー「タレントマネジメント最前線 ~次世代リーダーの育成~」が開催され、129名の方々にご参加いただきました。※ 社名・部署名・役職等はウェビナー当時のものです。
開催レポート
当日は、マツダ株式会社 人事本部 人材開発部 組織開発グループ 竹下可奈子様に、次世代リーダー育成の取り組みについてお話しいただいた後、チャットシステムを使って視聴者の皆様からいただいた質問にご回答いただきました。以下、お話しいただいた内容の趣旨を簡単にご紹介します。
竹下 可奈子 様
(マツダ株式会社 人事本部 人材開発部 組織開発グループ)
マツダでは、本社や海外の重要ポジションに対し、後継候補者計画を作っています。後継候補者に対し、育成計画・異動などを議論検討し、グローバルリーダーへと育成する会議体が、GLDC(Global Leadership Development Committee; グローバルリーダー育成委員)です。そして、グローバルリーダー候補者に対し行われる研修が、GLDP(Global Leadership Development Program; グローバルリーダー研修)です。
<GLDC(グローバルリーダー育成委員会)について>
2014年からスタートしたこのGLDCでは、ポジションではなく個人にフォーカスし、優秀人材の早期選抜・育成を活性化することを目指しています。委員会の中で共有しているタレントリストには、各人のターゲットポジションは何か、そのポジションに着くまでにどのような経験をさせるのか、強みや育成課題は何か、課題についてどのような対策をとるのかなどが記載されています。GLDCの委員は、各領域の統括役員が担っています。会議体の開催頻度は半年に一回で、プロセスは①人材の特定、②育成計画立案、③実行とフォロー、④評価の4つがあります。
<GLDP(グローバルリーダー研修)について>
グローバルリーダー研修の目的は、育成の3軸である、cross region、cross function、higher positionを疑似的に体験し、参加者をグローバルリーダー候補として早期に育てるということです。プログラムは約1年間で、実務を担いながら参加してもらいます。まずは、SHLのアセスメントから始まり、次に育成計画、集合研修(英語で実施)、プロジェクトワーク、スキップレベルミーティング、リベラルアーツ社外セミナーの、6つの施策から構成されています。現在の問題は、①参加者選抜を役員、各部門、各海外拠点にゆだねている。②選抜で英語力がネックになる。③参加者のモチベーションです。これらを解決するため、リーダー要件やアセスメントを活用した参加者選抜、早期の英語教育、参加者を動機づけるための上司との三者面談などの施策を実施・検討中で、今後も改善しながらプログラムを作って行きたいと思います。
プログラム
10 : 00
開会
10 : 05
SHL講演「危機下で必要とされるリーダー人材の特性」
松波 里奈(日本エス・エイチ・エル株式会社 名古屋HRコンサルティングチーム)
10: 20
ゲスト講演「マツダ流 グローバル・リーダー育成 ~これまでの取り組みと今後の展望~」
【講演者】
竹下 可奈子 様(マツダ株式会社 人事本部 人材開発部 組織開発グループ)
【モデレータ】
岡松 太郎(日本エス・エイチ・エル株式会社 大阪HRコンサルティングチーム 部長)
11:30
閉会